第２７回　２００４年６月３０日


今日は、「奇蹟」って・・・なんだろう？という話。


日々、平平凡凡な毎日。
朝、顔洗って・・・。歯を磨いて・・・。
電車に揺られて・・・。
はき出されるようにして、到着した駅から歩いて・・・。
仕事や学校に行って・・・。

終わったら、電車に詰められて・・・。
疲れた身体で帰宅して・・・。
ご飯を食べて・・・。お風呂に入って・・・。
やっとの思いで、今日の日を綴じてゆく・・・。

こんな毎日を繰り返して・・・。
いつも同じ日々を繰り返して・・・。
僕は、生きてきた。


平々凡々な日々。
僕の毎日はその典型かもしれない・・・。

けれど・・・。
それが、映画スターだったとしても・・・。
「映画を撮影してばかりいれば・・・」
それはそれで、平々凡々・・・。なのかもしれないけれど・・・。


でも・・・。
僕は思う。
そんな平凡な日が実は「奇蹟」なのではないか？と・・・。

僕がこの世に生まれたこと。
そして、僕が今まで生きてこれている日々。
これそこが「奇蹟」なのかも知れないと・・・。


僕が好きな子と過ごす時間。
このことだって・・・。
実はものすごく「奇蹟」の上にあるのかもしれない・・・。

彼女が生まれてきたこと。
その子が僕と、今という時間を過ごす事実。

今、こうして笑っていられる時。
これこそが「奇蹟の連続」でうまれた・・・。
「平凡な日々」なのかもしれない。


好きな子とＴＶをみて、話している瞬間。
好きな子とゲームをして、楽しむ瞬間。
好きな子と食事をして、微笑む瞬間。

そうしていうなら・・・。
日々の満員電車でも・・・。
僕は「奇蹟」の上に立っているのかも知れない・・・。


それは「奇蹟」というものが・・・。
意外と頑強なもので、そっけないものなのか？
それとも、やはり「奇蹟」というものは・・・。
危ういほどに脆いものなのか？
どちらなのだろうか？

どちらだとしても・・・。
この平凡な日々こそが「奇蹟」であること。
この平凡がつづく「奇蹟」を・・・。
僕は見ていたい。